訪問介護に向いてる人って?

訪問ヘルパー日記

前回にも登場した
キャバクラの店長、こんな話もしていました。

「女の子を面接するとき、
老婆にも若い女性にも見えるあの有名なだまし絵を見せます。
客の男性の好みも十人十色だから
ある人にとっては美人でもある人にとっては老婆になる」

つまり無理して「キラキラのキャバ嬢」になろうとせず
自分の素のままで接客したほうが結果うまくいくということみたいです。
店にとってはいろんなタイプの女の子がいた方が都合がいいんですね。

これはまさに介護職員にも当てはまって、
例えば、いつも元気で明るくてテキパキと仕事をこなすタイプのヘルパーだけが
利用者さんに好かれるとは限らないんですね。

「あの人はちょっと疲れる」
なんてこっそり言ってたりします。

逆にしゃべるのが苦手で黙々と作業するタイプの人が
「あの人は落ち着いていて良い」
と思われていたりします。

でも利用者さんはお話ししたいという気持ちが強い人が多いのも事実です。
ニゴモは口下手なので延々と雑談を繰り広げられるタイプのヘルパーは本当にすごいと思います!


常々考えていることですが、
訪問ヘルパーに向いてる人ってどんな人だろう。

人柄? 技術? 知識? おしゃべりが上手なこと? 記憶力がいいこと? 体力があること?

植田ニゴモ
植田ニゴモ

どれも持ち合わせてない

……仮に「訪問ヘルパーに必要とされるすべての要素」を持っていても、
結局は「相性」の問題ではないかと思うのです。

どんなにいいスタッフでもどんなに一生懸命支援しても、
「あの人はもう来ないでください」
と利用者さんやご家族から言われてしまうことがあります。
これはもう「なんとなく」の世界で
努力でどうにもならない問題です。
人と人、一対一で接するため相性というのがものを言うのですね。


逆にスタッフの側も
「あの利用者さんのところには入りたくない」
はあります。
これはどこの会社でも担当を変えてくれると思います。
イヤイヤ行ってもいい支援はできないからです。

もっともヘルパーが拒否する場合、
例えば無理難題を言われたとか
イヤなことを言われたとか
明確な理由があるはずですが……。

ニゴモも、どうしてもイヤ、イヤでイヤでしかたがない、
訪問の前日は気分が憂鬱という利用者さんがいました。
とても良い人だと頭では分かっているのですが、
どうしても「圧」を感じてしまって……。
会社の上の人に正直に話して担当を外してもらいました。

会社の人は常日頃から
「入りづらい家はない?」
「相性はあるからすぐに言ってね」
と言ってくれていたのに、
話すのに数ヵ月かかってしまいました。
もっと早く言えばよかった……。

担当変えてほしいなんて言ったら自分の評判が下がるかも。
他の人はあの利用者さんはすごくいい人と言っているのに
なんであなただけ?って思われたらどうしよう。
こいつ根性ないな。
こいつめんどくさいスタッフだな。

……とか思われたらどうしよう!
と、うじうじ悩んで言えなかったんです。

もっとあっけらかんと
「いやぁあの人苦手なんすよね~」
なんてジャブ打っておけばよかった。

結局、小さなことでもすぐに相談できる能力がある人が
訪問ヘルパーに向いている人かもしれませんね。